2013年2月28日木曜日

土器の復元


 こんにちは。日中暖かい日が増え、春が近づいている事を感じています。


 若狭から帰ってきた子分は土器の復元に取り掛かりました。

 通常、発掘すると土器は割れて状態で出土します。 しかし、そのままでは博物館等で展示されても専門家以外にはただの破片にしか見えません。

 そこで接合を行って、欠損している部分に補填材を用いて復元を行うことで、土器本来の形状を分かりやすく伝える事が出来ます。


 これまで埴輪の復元の様子はお伝えしましたが、土器、しかも、構内発掘調査で出土した土器より大きなものを復元することはなかなかありませんでした。

 いまは基礎的な形を作っています。この後に成形・色塗りがあります。この過程を経て博物館で
展示されている土器の状態になるのです。

復元中です
作業が進展したら写真でご紹介します。 お楽しみに。


あんちん


2013年2月25日月曜日

若狭町 山内かぶら!!

 花大考古研がいつもお世話になっている若狭町歴史文化課のサポーターさんの1人、飛永悦子さん(一昨年に研究室に来て下さった時の記事はこちら)を中心に活動している「山内かぶら」の活動が福井新聞に掲載されました。

 「山内かぶら」は若狭町上中山内の集落に伝わるかぶで、若狭町の伝統的な野菜ですが、約半世紀の間、市場からは姿を消していました。しかし近年、生産者の一人である飛永さんを中心に地域おこしをかねて「山内かぶらちゃんの会」を発足し、山内かぶらの生産と出荷を再開しました。

 この一連の活動が記事になりました。山内かぶらは煮物にしても煮崩れしにくく、おいしいそうです。まだ、食べたことがないので、次回、若狭に行ったらぜひ食べてみたいと思います。
あんちん

第2回目 資料調査

 こんにちは。寒い日が続いていますね。風邪には十分、気をつけてください。

 さて、実は2月21日から昨日まで前回(資料調査の記事はこちら)の続きをしに若狭に行ってました。着いた初日から雪が降っており、いる間はずっと雪でした。都会出身の私としては、大興奮の毎日でした。だいぶ終わりが見えてきてホッとしています。次回は終わりました!!!と報告できるように頑張りたいと思います。

 来週の3月7(木)~9日(土)は毎年恒例のゼミ旅行です。去年は岩手と宮城でしたが、今年は少し京都に近寄って千葉県と埼玉県に行きます。 毎年、吸収することが多いので、今から待ち遠しいです。では。

 作業に集中しすぎて、すっかり写真を撮るのを忘れてしまっていて写真をアップすることができず、すみませんでした。次回からは、ちゃんと写真もアップします。
あんちん

2013年2月16日土曜日

レジュメ作成!!


 こんばんわ。
 今日の朝は雪がちらついていて、驚きました。まだまだ京都は寒い日が続いています。

 そんな中、研究室ではゼミ旅行のレジュメを作成しています。レジュメ提出の締め切りが今日の夜と迫る中でみんな忙しく、レジュメを作成しています。

レジュメ作成中

 ゼミ旅行のレジュメ作成はゼミ生が主体で行っています。それに研究室員が協力する形でレジュメ作成を行っていきます。学年の違うゼミ生との仲も深めることができ、毎年この時期になるとみんなでワイワイしながら、レジュメを完成させます。
 そんなレジュメも今日の夜には完成予定です。あと数時間ですが、みんなで力を出し切ります!!

 そして今回のゼミ旅行、埼玉県・千葉県に行きます。
ゼミ旅行から帰ってきたあかつきには、また記事で報告します!

のんちゃん

2013年2月4日月曜日

資料調査


 こんばんは。
 昨日は暖かったのに、今日はいきなり寒くなりました。受験生の皆さんは体調管理に気をつけてくださいね。

 前回の記事でも、予告していましたが若狭町に資料調査に行ってきました。
 若狭町は先日降った雪がまだ残っており、京都との土地の違いを改めて実感しました。そして、上中駅では新たな出会いをしました。

(左:ふくい梅じい 右:わかさ梅ぼう)

 その後、若狭町歴史文化館に到着し、職員の人に挨拶した後早速作業に取り掛かりました。
 最初、あまり触れたことのない鉄器にみんな緊張していましたが、慣れてくるといつも通りに真剣に実測をしていました。


鉄製品の確認中

 途中、実測図と遺物の大きさの違いを見つけ、実測をやり直さないといけないなどのハプニングにも見舞われたりもしました。しかし、それ以外は、前回の実測図の訂正や加筆だけで済みました。

 今回は1回生も参加し、遺物を見て触れることの大切さを感じてくれました。こんな後輩をとても頼もしく思った資料調査でもありました。
 
のんちゃん