2017年9月15日金曜日

現説ありがとうございました!


 こんにちは。
 京都も秋らしい気温になりつつあります。
 更新が滞りがちですみません。

 9月10日 (日)は脇袋丸山塚古墳の現地説明会でした。
 地域の方に加え、他県からも多くの方がいらしてくださいました!

 今回検出された国内に例のない特殊な遺構や、畿内との関わりを示す出土埴輪を、無事お披露目することができました。

 各調査区や出土遺物の説明は学生が担いましたが、鋭い質問にたじろぐ場面もありました。
 古墳のことをよく知っている方、知らない方、老若男女すべての方に伝わるよう説明するのが大変でした。
 拙い説明でもとてもよく聞いていただけたので、遺跡の価値は十分伝えることができたと思います。

くびれ部トレンチ
特殊遺構トレンチ
後円部トレンチ
出土遺物

 また、今回の調査では、地域の方々に大変お世話になりました。
 説明会にいらした皆さんに喜んでいただける調査ができて、とても良かったと思います。

 発掘調査を終え、今は大学にて整理作業を行っています。
 バラバラの埴輪がくっついていくとわくわくしますね。

 整理作業の様子もこれから随時お伝えしていきますので、よろしくお願いします!

ふじなみ

2017年9月8日金曜日

脇袋丸山塚古墳 現地説明会のお知らせ


 こんばんは。
 更新が滞っておりすみません。
 ここ数日では現場での作業と並行して、埴輪の接合作業も進めています。

 さて、このたび私達が行なっている脇袋丸山塚古墳の発掘調査にて得られた成果について、現地説明会を開きます。

 現在、資料作りも頑張っています!

 説明会の詳細は以下の通りです。

【場所】脇袋丸山塚古墳
    福井県三方上中郡若狭町瓜生

    JR小浜線上中駅から徒歩約30分
    JRバス若江線(瓜生経由)ふるさと公園から徒歩約10分

【日時】9月10日(日)
    ①10:00〜12:00
    ②13:30〜15:30(予定)

 本墳が所在する脇袋は、古代の交通の要衝である若狭の「王家の谷」と称されるところで、考古学上極めて重要な地域です。

 脇袋丸山塚古墳は、脇袋古墳群で初の大型帆立貝式古墳で、他地域との関わりが考えられており、今回の調査では、若狭地域の対外交渉を考える上で貴重な成果がありました。

 ぜひ皆様お誘い合わせの上、お越しくださいませ。

 なお、藪の中での調査のため、長そでの着用をお願い致します。