2015年3月25日水曜日

兵庫県へ!


 こんばんは!
 気温・風ともに寒い日が続いております。明日からは暖かくなると言われていますが、どうなることやら。1日の寒暖差が激しいらしいので、防寒具には気をつけたいところです。

さて、先日はたまた兵庫まで行ってきました。
後円部側より

 最初に訪れたのは、雲部車塚古墳です。
 古墳時代中期に築造された全長140mの前方後円墳で、盾形の周濠をもっています。丹波地方で最大の古墳といわれています。見た瞬間にその大きさに圧倒されました。
 また、墳丘を挟んで陪冢が2つ存在しています。
 長持形石棺をもち、短甲などの武具類、大量の鉄製品などが出土しています。
現在では陵墓参考地になっていて中に入ることができません。周りは田んぼに囲まれていてひときわ目立っていました。

 次に朝来市埋蔵文化財センターを訪れました。パーキングエリアにの中にあり、無料で展示物を見ることができます。
 入口には、伝池田古墳の長持形石棺のレプリカが置かれていて、その大きさと格子状の装飾が目をひきました。実物を目にしたいところです。
 中の特別展示室には、茶すり山古墳や池田古墳、船宮古墳などからの出土遺物が展示されていました。水鳥形埴輪の羽の模様のある破片が気になりました。

 その後、城ノ山古墳と池田古墳を見てきました。

城の山古墳
城ノ山古墳は径約36mの円墳で、三角縁神獣鏡をはじめ、6面の鏡や直刀を出しています。それから約200m離れたところに池田古墳があります。

 池田古墳は墳長約141m、周濠まで含めると170mもある前方後円墳です。長持形石棺をもっていたとされています。

池田古墳の周濠







 現在では、城の山古墳は下に道路が通りトンネル状に、また池田古墳は国道9号に分断され、周濠の形もなんとなく分かる程度という状態です。大きい古墳が見るも無残な姿でとても残念でした。

車内から

 行き帰りで、茶すり山古墳の下を通ってきました。5世紀前葉に築造された径90mの円墳で、近畿最大の規模と言われています。
 そんな大きな古墳の下を通っているとは知らず、通り過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
 史跡整備されているので、一度訪れてみたいと思います。





カエルみたい

 最後に、途中寄った海辺にて、カエルのような岩を見かけたので1枚記念に。

カエル岩を見つめる1号2号









 寒い中の日本海側はかなり厳しいものがありましたが、古墳の現状のようなものを見られて貴重な経験ができたと思います。

うら

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